新・快楽主義宣言

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zoom RSS 今度は愛妻家

<<   作成日時 : 2010/02/11 03:16   >>

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○監督 行定 勲
○出演 豊川悦司 薬師丸ひろ子
○鑑賞日・劇場 1月24日 渋谷TOEIプラザ
○評価 ★★★★

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なるほど、こういう“仕掛け”が隠されていたとは。

映画鑑賞者のレビューで、事前知識を持たないで見にいった方が良いとあったので、あらすじも確認せずに見にいったのだけど、確かにこれは映画を見てから気がついた方が感情移入の度合いが違うと思った。

僕は、不覚にも泣きました。

薬師丸ひろ子は、年齢的に僕と同世代で、彼女が「野性の証明」でスクリーンデビューして、一躍スターダムにのし上がった時、正直、どこが良いのか全く分からなくて、以来、僕にとっては「理由はないけど、何となく好きになれない女優」だった。
しかし、今回の彼女は、本当にとても魅力的で、彼女の演じた北見さくらには、豊川悦司扮する北見俊介に限らず、少なくとも、僕たちの世代の男性はみんな恋をしてしまうのではないか。
そのくらい可愛いらしい女性を演じきっていた。

男は、基本的に甘ったれであり、妻に偉そうな態度を取ったり、悪態をついたり、ウンザリしているようなそぶりを見せても、いざ、自分の側からいなくなると、絶望的な喪失感に襲われる。
でも、世の中の多くの男たちは、幸せであればあるほどそのことに気がつかないのだ。
そして、時には、もちろん人によるが、気がつかないままに相手を裏切る行為をしてしまい、完全に愛想を尽かされてから後悔する。
でも、その多くの場合が、そのことに気がついてからでは遅い。

売れっ子カメラマンでモテモテだった北見俊介もまさにその典型。

さくらの口から離婚を切り出され、結婚生活最後の沖縄旅行でも、素直になりきれなかった彼が、さくらがいなくなってから、その喪失感のあまり、全く先に進めなくなった気持ちは、同姓として痛いほどよくわかった。

もちろん、僕自身は、自分の妻を裏切るようなことは一切したことはなかったけど・・・。

ロケ地も、東京・池袋の雑司ヶ谷という情緒ある実際の町で、鬼子母神という社も、僕自身、何度も散歩をしたことのあるところだ。
そういう意味でも、とても身近に感じられた。

キャストも主演の二人だけでなく、特に石橋蓮司が新宿二丁目の“ママ”の役で出てくるのだけど、これがとても良いアクセントになっている。
役柄も単に俊介が行きつけたおかまスナックのママということではなく、物語の中でとても重要な役割を果たす人物として描かれている。

まだ、未見の方には、やはり事前知識なしに見にいってもらいたいので、内容の詳細にはこれ以上ふれないけれど、とても切なくて、でも、決して押しつけでない涙を誘う、本当に素敵な作品だった。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ!
行定勲監督の「クローズドノート」BSで観ました。
エリカ様になってしまう前の沢尻エリカが可憐でしたよ!この監督さんはロケ地の選択に相当のこだわりが
あるようで、印象的な美しいシーンがいくつも有りました!
石橋蓮司さんは常連ですね♪
sasapanda
2010/02/12 00:59
sasapandaさん、ご訪問ありがとうございます!
僕もその「クローズドノート」は見ましたよ。本当に可愛いらしい沢尻エリカが新鮮でした。
行定勲監督の作品を劇場で見たのは今回が初めてだったのですが、なかなかのこだわりで嫌いじゃないです。
hiro
2010/02/14 07:58

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