新・快楽主義宣言

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<<   作成日時 : 2017/02/23 22:19   >>

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○監督 モーガン・マシューズ
○出演 エイサ・バターフィールド ジョー・ヤン
○鑑賞日 2月19日
○劇場 恵比寿ガーデンシネマ
○評価 ★★★

<パンフレット>

画像


やはり僕自身は人の目とか、人からの評価を気にしすぎてストレスを溜め込んでしまうタイプだから、「自分のこと」に精一杯になってしまう人たち(もちろん、中には心の病気の人もいるのだが)の気持ちや行動はどうしても理解できず、彼らをみると必ず不愉快になってしまう。

本作の主人公の少年ネイサン(エイサ・バターフィールド)も、極端に内向的な性格で数字にしか興味を示さないばかりか、相手の気持ちを全く理解しようとしない。
にもかかわらず、サリー・ホーキンスの演じた彼の母親が過剰なほど彼に気を使っていて、そんなところも終始、僕の感情をイラつかせることとなった。
6個とか8個とか、素数でなかったらチキンが食えないのなら一生食うな、と僕なら怒鳴っている。

ネイサンの母親は典型的な凡人だが、息子の天才的な能力に恐怖すら感じながらも彼女は母親として愛情をもって接することができた。
とても我慢強く。
同じ凡人でも僕のようなタイプの凡人には、決してあのような“天才”を育てることなどできないと思う。
そして、さらに彼が幸運だったのはマーティン(レイフ・スポール)という彼のことをちゃんと理解してくれる教師に出会い、チャン・メイ(ジョー・ヤン)という大らかな女の子に出会えたことだ。
結果、彼の才能は見事に開花し、「数学オリンピック」のイギリス代表になることができたのだ。

この映画は、そんな他人とコミュニケーションをとることが苦手なネイサン少年が、彼を愛する周りの人たちに支えられて少しずつ成長していく物語。
だからこそ、僕はあのエンディングが残念でならなかった。

数学オリンピックの代表は全国から選び抜かれた6人なのだ。
選考からもれた者の中には、自ら自閉症であることを自覚しながら、それと闘い、自分の存在価値を数学に見出したいと願った少年もいた。
しかし、なんとネイサンは競技を途中で投げ出してしまう。
イギリス代表として世界と戦う権利をドブに捨てたのだ。
たかが、女の子と仲良くなりたいだけのために。
逆にチャン・メイの行動は彼女なりの選択だから良いと思う。
彼女は前日に競技をドロップアウトしたので、きっと当日は控え選手が登壇できたはずだ。
でもネイサンの場合は競技がスタートしてからのリタイヤなので、もう交代はできない。
彼一人の自分勝手でこの日のために努力を重ねてきた他の5人のメンバーは、表彰台に上がる権利を失ったわけだし、彼のために補欠になった選手も結局、出番が与えられず、仲間が負けるのを指を咥えて見ているしかなかった。
ネイサンは、みんなの大切な人生を台無しにしたのだ。

僕に言わせればネイサンなど万死に値する。

しかし驚いたことに教師のマーティンも、もちろん、彼の母親も、そんな彼を一生懸命に応援するのだ。
そしておそらく彼のチームメイトも。
僕が、もしイギリスチームのメンバーだったら、ネイサンをボコボコにして、それでも生涯許さないと思う。

ところが、彼らは自分たちも自分がパッピーになるためだけに行動するから、相手にそうされても仕方がないという人たちなのだ。

僕にはどうしても受け入れることができない。

ただ、この映画、yahooのレビューの得点は4点台とかなり高得点だった。
きっと日本人のメンタリティ(特に若い人たちの)もかなり欧米化(特にアングロサクソン的な個人主義)してきたのだと思う。

個人的には、はなはだ遺憾ではあるが・・・。

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