新・快楽主義宣言

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<<   作成日時 : 2017/04/08 02:47   >>

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○監督 バリー・ジェンキンス
○出演 ナオミ・ハリス アシュトン・サンダース
○鑑賞日 4月1日
○劇場 TOHOシネマズ新宿
○評価 ★★★☆

<パンフレット>

画像


今年度のアカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。

あの『LA LA LAND』を押さえての受賞だから、さぞかし素晴らしい作品なのだろうと期待していたけれど、ちょっとハードルを上げ過ぎたかもしれない。

人種差別という理由から授賞式をボイコットする黒人俳優が出た翌年ということもあって、まさに黒人、ゲイ、そして主人公は麻薬の売人という、いかにもアカデミー会員が“好きそうな”本作がオスカーを取ったことは、純粋な作品の出来栄えだけではない要因もあったのではないかと穿った見方をしてしまう。
一緒に観に行ったツレはいたく感動したらしいので、あくまで個人的な感想になるが、あまりにエモーショナルなストーリー過ぎて、もちろん決してつまらないというわけではなかったが、僕には少し解釈が難しかった。
(決して差別や偏見ではなく)ゲイの話でなかったら、もう少し共感できたのかもしれないが・・・。

ただ、作品としては、ジャンキーのシングルマザーであるポーラ(ナオミ・ハリス)に育てられた主人公シャロンの成長を幼少期(Little)、青年期(Chiron)、成人期(Black)の三部構成で展開する見せ方はとても印象的で、時間の流れと共にシャロンの身の回りが劇的に変化していく、その見せ方がとても面白いと思った。
時間の流れが一連の繋がりではなく、ぶつ切りに展開されていくので、過去とのコントラストが大きいのだ。

そういう意味でも、作品に対する解釈も人それぞれになるのだと思う。

僕なりの解釈はこうだ。

猜疑心が強く過保護な母の影響で他人に心を開かなくなったシャロンに、自分の子ども時代を見た麻薬の売人フアン(マハーシャラ・アリ)は、恋人のテレサ(ジャネール・モネイ)と共に彼の面倒をみるようになり、シャロンも彼らの気持ちに触れ、少しずつ変わり始める。
しかし、シャロンが青年になった頃には、父親代わりに近かったフアンはすでにこの世におらず、唯一の肉親である母ポーラは、麻薬中毒で最低の生活に落ち込んでいた。
シャロンは愛情に飢えながら、そのストレスを自分の中にマグマのように溜め込んでいくのだが、ある時、同じクラスの不良が、彼を卑怯な方法でイジメたことで、彼の“トリガー”が引かれてしまう。
そして少年院での生活を経験し、大人になったシャロンは、子どもの頃、「little」とあだ名されていたことの反発から必要以上に体を鍛え、レスラーのような逞しい体躯となった。
しかし、少年院時代に知り合った麻薬の売人に引き込まれるようにその道に入ってしまい、更生施設に入院している母親を見舞う心根の優しさを持ちながらも、結局、堅気の生活ができない自らの不甲斐無さゆえの不遇に気持ちが整理できずにいた。
そして、そんな彼にとって、幼馴染みであり、かつて親友であったケヴィンが、身を固め、ささやかながら堅気の生活をしているにも拘わらず、すっかり変わってしまった自分に対し、差別もせず、偏見も持たずに昔と同じように接してくれたことに心の救いを得るのだった。

ストーリー的には悪くない。
でも、やっぱり男同士の「友情の絆」は純粋に夕日に向かって走るようなのがいい。

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