新・快楽主義宣言

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<<   作成日時 : 2017/06/03 00:32   >>

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○監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
○出演 エイミー・アダムス ジェレミー・レナー
○鑑賞日 5月27日
○劇場 池袋シネマサンシャイン
○評価 ★★★☆

<パンフレットより>

画像


アインシュタインの相対性理論とか、難しいことは良く分からないのだけれど、『2001年宇宙の旅』の頃から、宇宙の神秘を語るときには時間のゆがみというか、過去と未来のパラレルワールドが描かれることが多いように思う。

本作もエイミー・アダムスの演じる主人公の言語学者ルイーズ・バンクスが、過去から現在、そして未来という時間の流れの概念を持たない異星人との交流を通じて、未来の“娘”と対話しつつ、その運命を受け入れるというテーマが一つ。
そしてもう一つは、各国が互いにいがみ合い、自滅の道をたどろうとしていた地球が、異星人からの「メッセージ」を読み解くために一つとなり、そのことが3000年後の異星人たちを救うという壮大なシナリオだ。
ここでもやはり、宇宙と時間のゆがみという二つの概念が独自の解釈の中で表現されている。

映画の前評判もかなり高かったし、アカデミー賞も作品賞、監督賞を含む8部門ノミネート(受賞は音響編集賞)という作品なので、かなり高尚な出来であることは間違いないのだけれど、正直なところ、個人的にはあまり共感できなかった。

理由は二つある。

一つは、世界が中国の決断によって異星人への攻撃を回避し、「メッセージ」を受け取ることが出来たというところにチャイナ・マネーの臭いを感じてしまったこと。
ただし、百歩譲って、これから将来にかけて、民度が経済発展に追いついた中国が世界のキーマンになることは決して不思議なことではないのだから、単純に戦争を回避するだけではなくて、もう少し未来の話にして、本当に真に世界が一つになり、地球から争い事がなくなるというところまで行きつければよかったのにと思う。
その意味では何か中途半端に感じてしまった。

そして、もう一つは、ルイーズがジェレミー・レナー扮する物理学者イアン・ドネリーとの「未来」を受け入れる決意をのぞかせて映画が終わること。
結局は離婚することになる夫、そして、それだけならまだしも、やがて珍しい病気に罹ってしまい命を落とすことが分かっている娘を、あえてその通りに産んで育てようと思う人がいるのだろうか。
例えば、イアンがルイーズにとって、本当にかけがえのない人なのであれば(そうなら離婚もしないだろうけれど)、やがて授かる子どもが珍しい病気に罹ったりしないように万全を期して運命に立ち向かっていくということもあるのかもしれないが。
別れることが分かっている相手と結婚して、しかも子供に先立たれるのを知っていてその人生を選ぶなんて、この点だけはどうしても納得が出来なかった。

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