ニューヨーク  眺めのいい部屋 売ります

○監督 リチャード・ロンクレイン
○出演 モーガン・フリーマン ダイアン・キートン 
○鑑賞日・劇場 2月13日 シネマカリテ
○評価 ★★★★☆

<パンフレットより>

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とにかく、ダイアン・キートンの良さが再認識できる映画。
久しぶりにウディ・アレンの「アニー・ホール」や「マンハッタン」をまた観たいと思ったし、70歳にしてあの若々しい声のハリは本当に素晴らしいと思った。
対する78歳のモーガン・フリーマンも、これはこれで逆に完ぺきな枯れっぷりだ。

高齢俳優が主演の映画はあまりテンションが上がらないから普段はそれほど観に行くことがないにも拘らず、今回の映画は最初からそれなりに期待していたので少しハードルを上げて臨んだのだけど、それでもその期待以上に面白かった。

40年間、“夫婦の歴史”を積み重ねてきた『眺めのいいマンション』だったが、エレベーター無しの5階建ての5階であったために、今後、夫婦がますます歳を重ね、老いて動けなくなる前にエレベーター付きの部屋に引越しをしようと、その愛着ある部屋を売りに出すという話。
二人が醸し出す“空気感”がまるで本当の夫婦のようで素晴らしいと思った。

「セックス・アンド・ザ・シティ」のシンシア・ニクソンをはじめとして、共演の俳優もなかなかの粒ぞろいだったと思うけど、二人の前ではみんな霞んでしまうほどの圧倒的な存在感があったと思う。

それにしても驚いたのはニューヨークの住宅事情だ。
夫婦が40年間も暮らした部屋ということは、最低でも築40年以上の物件ということになるわけで、どれほど広い部屋なのかは分からないが、それが100万ドル前後で売り買いされているということなのだ。
換算すると20万ドルにもならない3LDKの一戸建てを35年ローンで返済中の我が身から考えると、アメリカでも平凡なビジネスマンのサラリーなんて私より収入だって多くないはずだから、私も含めて彼らはとてもマンハッタンに住むことはできないということになる。
だとすると、サラリーマンの遠距離通勤事情というのもニューヨークと日本は同じようなものなのかもしれない。
ただし、蛇足ながら日米で大きく事情が違うのは、アメリカでは残業は無能の象徴だから夜はみんな早く家に帰る。
朝の6時に家を出るのは一緒でも日本の猛烈サラリーマンが仕事を終えて会社を出る頃には、アメリカのビジネスマンは家で家族と食事をとり、リビングで寛ぎのひと時を過ごし、早々とベッドに入ってすでに夢の中なのだ。

映画とは何の関係もないけど。

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