パーフェクト・ストレンジャー

「ラスト7分11秒-あなたは絶対騙される・・・」

ここ最近、こんな宣伝コピーに何度も“騙され”てきたが、今回のはまずまず及第点といったところか。

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個人的には「ユージュアル・サスペクツ」のような衝撃は無かったが、確かに想定外だった。
エンドロールを観ながら、話の辻褄が合わないところや、設定に無理があるところが無いか、頭の中で振り返ってみたが、これがわりとちゃんと出来ているのだ。
ラスト7分11秒というのが、どのシーンだったのか、時間を計って観ていたりしなければ、観ている時には分らないが、おそらくはほとんどの観客が、その前に1度、確実に騙されているはずだ。

なかなか手の込んだストーリーで面白い。
主演のハル・ベリーは、特に好きでも嫌いでもないが、40過ぎても30ソコソコのOL役が違和感なく出来ちゃうほど、若々しく美しい。
物語の重要人物、大手広告代理店のCEOハリソン・ヒルに扮するブルース・ウィルスは、演技に関してはさすがの風格で、改めてマクレーン刑事のような肉体派以外の役でも一流であることを証明した。
ただし、今回に限っては、個人的にはミスキャストのような気がする。
演技の点ではなくて、ハリソン・ヒルの役は彼のようなタフガイではなく、もう少し軟弱だけど頭の良さそうな欧州系の役者を使った方がもっと感じが出て良かったのではないかと思うのだが。

いずれにしても、最後に振り返ってみると、ちょっとした会話の中や、なにげない映像に、謎解きに関する重要なヒントが隠されていたりしたみたいだから、もう一度、確認しながら観てみたくなるような映画ではあるが、冒頭で「及第点」としたのは、どうも最後の種明しがあっさりとしすぎるような気がしたから。

ラスト7分11秒しか無かったから?
だったら、ラスト15分ぐらいにして、観ている側に「えっ、何で!?おい、まてよ、まてよ、ひょっとして・・・・ああ!やっぱり、そうだったのか!」みたいな余裕を持たしてくれたらもっと良かったのに。

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