東京国際映画祭  スリー・オブ・アス

○監督 ケイロン
○出演 ケイロン レイラ・ベクティ
○鑑賞日・劇場 10月25日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ 
○評価 ★★★★

<映画祭のHPより>

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今年もやってきました『東京国際映画祭』。

今回は休日返上での仕事もあったので、そもそも行くことすら危ぶまれたけど、強引に予定を空けて2本の作品を観ることか出来た。

1本目の作品はコンペ部門への参加作品でもある『スリー・オブ・アス』というフランス映画。
事前情報としては、フランスに亡命したイラン人とその家族の話という程度だったけれど、ほぼ全ての登場人物に実際のモデルがいる実話の映画化だった。

ホメイニの「イラン革命」以降のイラン情勢は、僕も子どもの頃からリアルタイムでニュースを見てきたから政治的な経過はそれなりに知ってはいたけど、その渦中にこんな人たちが本当にこの時代を生き抜き、そしてこんな活躍をしていたなんてことは全く知らなかった。

“事実は小説よりも奇なり”というけど、イスラムの考え方はもちろん、そもそも「革命」が自分の身の回りで起こるなんてことが実際に想像もできない僕たちにとっては、最初から最後まで良い意味での新鮮な面白さがあった。

TIFFのサイトで本作を紹介するコンテンツには「コメディ」の分類がされていたけれど、文化・宗教の違う多国籍の難民、亡命者が一緒に暮らすコミュニティの描写は確かに滑稽に思えた。
しかしそれは、ドタバタやナンセンスといった仕組まれたギャグがあるわけではなく、福祉センターに集まるみんながそれぞれ自分たちの価値観を信じて真面目に生きている姿そのものであり、なんとも微笑ましい。

他の作品は観ていないので比較はできなかったが、コンペ部門としても、本作は、そこそこ良い所まで行くんじゃないかとそんな気がした。
結果は見事に審査員特別賞受賞。
ちょっと得した気分になった。

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